近年、鍼灸の疾患に対する臨床効果は世界各国で科学的に解明されようとしており、動物実験から被験者での測定までたくさん検証されています。
鍼灸治療は局所の血流増加,筋緊張の緩和,免疫の活性化のみならず,脳内ではモルヒネ様物質の分泌を促し《鎮痛効果》を発揮します。
また、《前頭葉》の活動や自律神経の調整に関与し,《オキシトシン》の分泌を促し,《セロトニン》の分泌を増加させる等,《不安やストレス軽減》にも寄与することが明らかになってきました。
これらの作用機作がうつに対する有効な鍼灸の治効であると考られます。
つまり、鍼灸でこころ💖が明るくなるかもねってことです。
うつに有効な鍼灸のツボとその作用機序に関する考察
うつ病の前段階なら誰でもなりうる
まあ、
「うつ病」とくくると「私はかんけーないし」とおもうかもしれませんけど、うつ病の前段階なら誰しもなりうるわけです。
私たちは、日々「小さくて慢性的なストレス」に晒され続けているんです。
脳は、古代のままで、
肉食獣と出くわした!
逃げろ! or 闘え!
みたいな生きるか死ぬか、厳しかったけど、短期的なストレスに対応できるようにできてます。
現代的なストレスは、
満員電車
職場の上司が理不尽なことを言ってくる
仮面夫婦
仕事が合わない
とか、命を脅かさられるわけでもない、割と小さなストレスに毎日毎日毎日毎日、何ヶ月も、何年も、長期的な晒され続けてるわけです。
というか、たったの2週間、ストレスが続いたら前頭葉とか海馬とか機能低下を引き起こします
∑(゚Д゚)はやっ!
そうすると、
✅イライラ、哀しいといった気分のムラが激しい
✅注意散漫、うっかりミス
✅ぼんやりして判断が遅れる
✅忘れっぽい
✅自分を責める、自分なんか消えてしまえば良いと思う
✅無気力、無関心、無感動
✅寝ても疲れが取れない
✅睡眠のリズムが乱れる
などなど、頭とか精神的なところに焦点を当てるとこんな状態になるの、経験ありませんか?
同時に、便秘、生理不順、ED、肩こりとか腰痛とか冷えるとか、体にもなんかしらの症状も同時に出ていることでしょう。
病因で検査しても「異常なし」とされる程度の「小さなこと」の集合体が「不定愁訴」とか「未病」とか言ってるやつです。
で、ここを改善していくのに、《ツボ療法》がよく効くわけです。
内関-ないかん-
例えば内関もつの改善に効果を発揮するツボの一つとして紹介されています。
【心包-しんぽう-("心"を守っているもの)】の経絡に所属すると考えられ、不安感、落ち込みといった気分障害や、胸から胃にかけての痛みや不快感を治す効果があります。
全てのつぼを刺激するような本格的なケアはプロに依頼するにしても、お灸を通販とかドラッグストアで買って、1~2箇所のツボを、毎日コツコツ刺激をし続けるだけでも、
心も体も自然と元気になっていくと思いますので、ちょいと始めてみてはいかがでしょうか~。
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