鍼灸

体の痛みの質、強さ、場所が毎日変わり、6-7年ほどいろんな病院に行くが、原因不明という患者さんの治療経過。

✅体の痛みの質、強さ、場所が毎日変わる。

✅6ー7年ほどいろんな病院に行くが、原因不明。

✅鍼灸治療を受けた経験あり。治療直後は痛みが和らぐが1時間ほどすると元に戻り、改善していかない。

こんな状況だった患者さんが、以前に感情解放×鍼を受けて効果を実感した方からの口コミご紹介で来院。

第1診

家族関係に長年の課題があり、涙ながらに辛さを語っていただきました。

感情開放×鍼灸の組み合わせが上手くハマった事例です。

この方は以前も鍼灸治療を受けた経験があるのですが「受けた直後は楽になって、このまま治りそうだな〜という気分になるのだけど、翌日にはまた痛みが戻る」とのことでした。

治療後、効果を感じリピートしていただきました☺️

周期的に増悪する因子をお持ちなので継続治療中に揺り戻しもあるかも知れませんが、引き続き尽力していきます🙏

第3診

西洋医学的に原因不明の痛みに何年間も悩まされていた患者さん。

3診目。

痛みはまだ続いているものの、初めてきた時と比べて痛みの辛さは徐々にマシになってきているそうです。

術後に楽になる幅も大きくなってきているようで、ニコニコ笑顔で帰っていただきました☺️

この2週間ほどは、痛みがないときは、ランニングしたり、週に1日だけ働きに出たりしたそうです。

無理をすると、その日は良くても翌日に痛みが悪化してしまう段階ですが、治療前よりアクティブになりつつあるようです。

一般的なデスクワークで肩こりが起きたものと比べて、原因不明の痛みからくる筋緊張はコリが強いです。

通常なら特定の筋肉に対して一本の鍼で筋緊張が緩和できるけれど、何本も打たないとコリが解れない。

そんな特徴があります🤔

様子を見つつ刺激量を徐々に上げていますが、本数多めで強刺激が効果的そうな感じ。

近頃はルート鍼という新しい流派が出てきましたが、確かにその打ち方の方が効果的な事例なのかも…と思いました。

第5診

治療ルームに飾ったお花。

【医者も匙を投げた原因不明の痛みに6-7年ほど悩んでいた患者さん】

第5診。

刺痛がある日だが、これまでと比べて良好。

前々回は、痛みでじっとしていられないため、痛みを紛らわすためにランニングをやって無心になっているとの話もありましたが、今は痛みが和らいできているから走る必要はない、と走っていないそうです。

また、週に1日だけ派遣の仕事を始めたと言っていましたが、今回は車の免許を取りに行き始めたとのこと。

「乗りたい車があり、運転できるようになるのが楽しみ」

とご機嫌な感じでお話してくださいました☺️

話す時の笑顔もこれまでで一番明るかったです。

親子関係に課題がある方ですが、昔両親からもらった手紙を見返して、

「当時は必死で余裕がなかったけど、親なりに私のことを大切に想ってくれていたんだな…」と涙。

そのまま感情解放×鍼へ。

さらなる疼痛緩和を狙い、低周波鍼通電療法ができるラスパーエースを導入・運用したところ、

「気持ち良い」と相性が良かったので、様子見しつつ順次刺激量を上げていきます。

また、肩周辺に痛みを感じやすいのですが、肩甲骨の可動域が低下してるので、次回以降は肩甲骨剥がしも加えたいところ。

第7診

【治らなくてもイイ】

今日は、原因不明の痛みを抱える方の7診目でした。

痛みのせいで家に篭もりがちな生活を送っていましたが、少しずつ良い方向に向かっています。

前回の治療では、車の免許取得に向けて教習所に通い始められる程度には痛みが緩和してました。

今回の問診で、まだまだ痛みでじっとしていられないけれど、体を動かせば楽になるレベルにまで良くなったとのことでした。

で、この患者さんは【ハッピー理論】をご存知。

さらに旦那さんは自身の人生を好転させている理論の実践者でもあるのです。

この背景のおかげで、マインドと体の症状の繋がりについて理解が早い。

「主人も昔、顔面麻痺になったことがあったんですけど、病院の先生から『病気と一緒に生きていくしかない』って言われて、そこから『もう治らなくてイイや』と諦めたら治ったんですよね〜』

と患者さんがエピソードを共有してくれました。

我々『治療家』は、病を治すのが仕事なんですけど、

【治療は受けつつ、治らなくてもイイと思う】という矛盾したことを患者さんにやってもらうのが大事だなって思います。

何がなんでも治すんだ🔥と鼻息が荒い患者さんより、

『治らなくてもイイや』と思えるようになった患者さんのほうがスルッと治っちゃう。

こんなイメージ、わかります?

症状が出ているときは、そりゃあ辛いし、不快だし、早く治ってほしいと思って当たり前。

でも、「症状」という形で現れているものの、本質的には

『●●である自分はイヤ、だから良くなりたい』という思いであり、自分を否定しているようなもの。

だから、

『病気が治らなくてもイイ』というのは、

諦めでありつつ、受容することでもある。

ストレスが減るから、治りやすくなる。

ちゃんと、理に適っているんですよね🤔

さてさて、心も体もどっちも整えていきましょい(`・ω・´)🔥

自分でも気付かない不調に気付いてくれる治療家さんと出会えて感謝です。感情解放×鍼灸組み合わせコースのご感想をいただきました。 ━━━━━━━━━━━━ 数年ぶりに原口さんの鍼を受けて参りました。 治...