今回オススメするのは根本的なところに
アプローチするノート術📓
5年以上前から私が仕事で担当したクライアントさんにメンタルケアの一環として
いろんな形式の『日記』を記録してもらい、それに基づいた対話をするような取り組みをしていました。
今回の記事では、
この記事を最後まで読むメリットは、
こんなふうになっております!
モヤモヤがあったら書き出そう!
頭の中で考えたり悩んだりしていることは目には見えません。
これだ積もり積もると、漠然とした不安になったり、考えがまとまらなかったり、言いたいことがはっきりと言葉にできずに不完全燃焼のモヤモヤとした感じになったりしてきます。
さらに、思考や感情は毎日止まることなく溢れ出てきますので、頭の中で考えっぱなしになることで、整理できなくなり、悩みの本質を把握できなくなります。
そうなると、ストレスがたまり、
いったいどうしたらいいのかよくわからない!と行き詰まってしまうことも。
ノート術を始める上で、一番最初の疑問は
「いったい何を書き出したらいいんだろう?」
というもの。
まずは、頭の中で考えていること、思い浮かんできた言葉をそのまま書きましょう。
ノートの書き方
日記をつけた事があるけど、いつの間にか書くのを辞めていた。
こんな方なら、また日記を書く習慣を復活させましょう。
- 事実、思ったこと、感情を思いつくままに書く
- 書く言葉が出てこなくなるまで、書き出す
- 誤字脱字、字の大きさなどを気にせずにどんどん書く
- テレビや音楽をつけないで、プライベートの空間を確保する(カフェなど集中できるところを見つける)
こんなふうに、できるだけその日の感情を、その日のうちに書き出して、モヤモヤを積み重ねないように書き出しましょう。
家の棚や引き出しを整理するときは、一旦中身を全部出してから整頓したほうがやりやすいですよね。
頭の中に積もっている感情を書き出すのも同じこと。
ノート術の効果
では、具体的にノート術のメリットってなんでしょうか?
ジェームズ・W. ペネベーカー教授は、感情を書き出すことでストレス指数が改善することを証明しました。
『こころのライティング―書いていやす回復ワークブック』
ペネベーカー教授の実験では、数人のグループを2つに分け、3日間次のことについて書いてもらいました。
- 毎日20分ずつその日の出来事を感じたまま感情的に書かせたグループ。
- 朝起きて顔を洗うなど日常的なことだけを書かせたグループ。
その結果、感情をそのまま書いた①のグループにおいては、
- 精神状態が向上した
- ポジティブ思考になった
- ストレスレベルが下がった
- 健康状態が良くなり、免疫力が上がった
などの効果が検証されたとそうです。
さらに、感情をそのまま書いたグループは、幸福度の高まりが数か月間続いたそうです。
ノート術のメリット
✅誰も見ない
✅手軽に始められる
✅好きな時に好きなだけ書ける
✅不満をぶちまけてもノートは文句を言わない
ノートをわざわざ買わなくても、チラシの裏に書くことから初めても構いません。
お金がほとんどかからずに始める事ができます。
落ち着いてノートに書き出して自分の脳内デトックスをする時間を取れるのが理想ですが、それが難しければ、メモを取る感覚で隙間時間に書くことから始めましょう。
ノート術を実践した人の気付き
ノートにイライラや不満に思ったことを書き出してみた実践者さんの中には
「誰も見ないのに、ノートにすらネガティブなことを書くのに抵抗があることに気づいた」
と言う方もいました。
それくらい言いたいことを我慢しまくってて、本音を言えず溜め込んでたんですね😅
✅ネガティブなことは言っちゃダメ
✅ポジティブなことを言わなくちゃ
こんな風に自分で自分に強く制限してしまってると、本当に辛い時にココロが悲鳴をあげてしまいます😢
あるいは、
✅自分の中に潜んでるイジワルな部分😎
✅ヒトを見下してる自分
こんな心のダークサイドを本当は認めたくなかったんだな…
と言うことに気づいた方もいます。
というわけで、
言いたいことを我慢しまくって体の不調が出るほどになって限界のサインが出始めたアナタはまずノートに脳内のことをありのまま書きだしてみましましょう。
それだけでもストレスが減ったり、感情が整ったりする効果が期待できますよ。
