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自己開示して心うちとけて話せるとセロトニンが高まってうつっぽい状態が改善したり頭が良くなる

先日【第3回 脱力して生きやすくなるお灸教室٩( ‘ω’ )ﻭ】が終了しました。

毎回参加者も違いますし、テーマが少しずつ違うので、新しい発見があります。

なぜお灸(ツボ)で脱力できるのか?

ツボ刺激することで、オピオイド(鎮痛物質の総称)が分泌されます。

オピオイドの中でもβーエンドルフィンはA10神経を活性化したり、前頭葉の血流を浴したりしますが、これが脳波をα波にしたり、リラックスしたりさせる要因でもあります。

ごく簡単に書いた、ツボ刺激による鎮痛の仕組み↓

ツボ→メチオニン→オピオイド→ドーパミン→セロトニン・ノルアドレナリン(分岐)→鎮痛

鍼灸によって得られる脱力以外の精神的な効果

上記のような脳内の神経伝達物質が分泌されて機能すると

免疫力UPや鎮痛効果もありますが、前頭前野という人間を人間たらしめる「高次認知機能」を司る部分の機能が高まります。

ここの活動にβ-エンドルフィン、ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンが関与するんですね。

  • 気持ちよくなる
  • 気分が明るくなる
  • 努力・行動できる
  • 意識の覚醒
  • ストレス耐性UP
  • 創造力UP
  • やる気UP
  • 判断力UP
  • 集中力UP
  • 記憶力UP
  • 落ち着く・安心する
  • 空気を読む・非言語コミュニケーションが出来る(表情、声、間、雰囲気などの認識)
  • 共感力
  • 自制心
  • 平常心
  • 知足
  • 愛されてることに気づく
  • あるに気づく
  • 気持ちの切り替え
  • 視座が高くなる
  • 視野が広くなる

こんな効果があるんです。

ツボを刺激して、体から「そういう状態を創る」んです!

参加者さんもお話ししよう


お灸教室なんで、そりゃ私が説明しますけども、

★参加者さんが安心して自己開示してお話してくれる場って大事だなぁ

と思いました。

 

というのも、

自己開示って生きやすくなる上でとっても大切な要因なのですが、

自分を表現しても否定されない場

あるいは

受け入れてもらえるという安心感がある場

こんなところだと、打ち解けてお話が出来ますよね(^^)

 

お灸教室のテーマから「緊張しやすいから脱力に興味がある」方が来てくれましたが、イベントの途中、参加者さんが自身の背景をカミングアウトというか

「実は私はこういう人なんですっ」とお話してくれたので、

良かったなぁーと思いました(小学生並みの感想)

なぜ良かったのか?

セロトニンっていう、欠乏するもうつと関連があるって言われる神経伝達があるじゃない

ですか?

 

これを上げる方法は「日光、リズム運動」が鉄板で、それだけでなく「鍼灸・ツボ刺激」、さらに「オキシトシンを高める」があります。

 

オキシトシンはタッチングでも出てくる愛情ホルモンってやつですが、肌が触れてなくても、心打ち解けた人達と一緒に団欒して場を共有するだけでもオキシトシンが高まります!

このオキシトシンと連動してセロトニンが上がるし、逆を言えば閉ざして孤独に生きてる人はセロトニンが下がりやすいってこと。

 

だから、

  • こんなこと言っちゃいけない
  • 否定される
  • 叩かれる
  • 秘密にしておかなきゃ
  • 相手が信じられない
  • 心が許せない

みたいに心を閉ざしてオキシトシンが高まりにくい状況でいると、セロトニンが欠乏しやすくなってしまう可能性が高いです。

(その代わり、一人でも日光に当たったりリズム運動したりして分泌するよう頑張れますよ)

 

これをなんとかするには、

あなたが隠してる本当の自分や本音を

少しずつでもいいから表現するとか(FaceBookとかウェブ上でもいいでしょう)、

それを受け入れてくれる人を探して会いに行ってみたりして、

心から打ちとけられる人達と一緒に過ごすうちに、

問題視してた問題が気にならなくなってしまうかもしれないってことです。

 

6月からエレメンツコードのグループセッションに私もちょっとエネルギーを投下するとかなんとかありました、4回目以降のお灸教室再開の時期が不明です。

 

が!

今後またお灸教室をやるならまた色々と新たな可能性を探っていきたいし

セルフ灸で心身を整えて

みんなが勝手に幸せになってうまく行ってらいいと思うのですよ~、

(´°▽°`)

うつっぽいヒトはセルフ灸で整えてみませんか?


過去45年間で世界全体の自殺率は60%上昇しています。

日本の自殺者が18年連続で3万人を上回っています。

 

 

自殺の原因・動機を特定できた2万3209人では、

「健康問題」が1万4684人と最多、

「経済・生活問題」が7318人

「家庭問題」が3751人

「勤務問題」が2207人

 

この「健康問題」の内訳では、

「うつ病」が6060人で最多。

 

 

「勤務問題」の内訳では、多い順に

「仕事疲れ」が672人

「職場の人間関係」が514人

 

 

いずれも30代が3割弱を占め最多です。

 

 

結婚、出産、お金のこと、仕事の適正、老後の不安・・・と悩み多き30代の方は、気分の変動が大きくなりやすいかもしれません。

 

『鍼灸の作用機序から神経内科領域の可能性を探る』伊藤 和憲 齊藤 真吾 佐原 俊作 内藤 由規(臨床神経 2012;52:1294-1296)

 

からご紹介。

 

端的言うと、薬と比べる弱いけど、鍼でセロトニン・ドーパミン(ほかにオピオイドやノルアドレナリンも)が分泌されるし、薬と併用したら服薬量を減らせるよ、というもの。

まとめ

今回,紙面の都合上,セロトニンとドーパミンにかぎりその
詳細を解説したが,これら以外にもオピオイドやノルアドレ
ナリンなどの様々な物質が鍼灸治療により脳内で変化してい
るとの報告がされている.これらのことから,鍼灸治療は薬物
を使用しない新たな治療手段として,神経内科領域でも応用
範囲は広いものと思われる.
一方,鍼灸治療でおこる脳内物質の変化は,薬物治療にくら
べればごくわずかであり,薬物の代わりになるものではない.
しかしながら,薬物(抗うつ薬)と鍼治療の併用効果を検討し
た動物実験では,抗うつ薬単独で治療をした群よりも,抗うつ
薬と鍼治療を併用した群の方が,少ない投与量で高い抗うつ
効果を示したとの報告がある6).

鍼灸治療は単に薬物の代わりというだけではなく,少ない投与量で効果をえることができれば,薬物の
副作用や投与量を減らすことが可能となり,高齢者などの薬
物治療の幅を広げることが可能となる.そのため,神経内科領
域の患者に対して鍼灸治療を積極的に取り入れていくこと
は,治療の選択肢を広げ,患者の QOL 改善に寄与するものと
考えられる.

 

というわけで、心を整えたい、頭をすっきりさせたい、そんな方はお灸ケアを始めてみてはいかがでしょうか。