今回のテーマは、産後ママさんに共通する体のお悩みについて取り上げていきますよ。
今zoomを使った個別面談で健康相談もやってますが、申し込んでくれた方のお話の中に
『体調を崩してから舌の状態が変化したり、口内炎ができたりして元に戻らないのが気になる』
というのがありました。
✅産後疲れやすくなった
✅胃の調子が悪い
こんな方はこの記事を最後まで見てもらうことで体調を良くしていくヒントが得られると思います!
相談者の体の状態
オンラインだと、直接体を触ることができないので、東洋医学的診断法のなかで、脈診、腹診、切診といった体に触れて診断するものが使えません。
問診と舌診という、見る、聴くで判断する方法で相談者の体の状態を推測していきます。
そのために相談者の舌をwebカメラの前で👅見せてもらい、それを言葉で確認して情報を補いました。
すると、
- 舌がむくんでいる
- 歯形が付いている舌苔(ぜったい)が厚い
ということが確認できました。
これはそれぞれ、
- 腎が弱っている
- 胃が荒れている
ということを指しています。
これはなぜか?というのは産後ママさん共通のお悩みとなります。
産後の不調を東洋医学で見てみる
『水』のエネルギーに属している『腎』は、生命に関する臓であり、子どもを妊娠して育てる時に要となります。
妊娠もそのものも大変ですが、出産のためにあらゆるエネルギーを消耗してしまうので、産後は『虚証』という状態になります。
その中でも、腎は生食や生命にかかわる臓で、エネルギーを消耗して産後は『腎虚』になります(出血もするので『血虚』になります)。
出産直後のママは疲労困憊で貧血になった状態からスタートします。
腎虚・血虚を補うのに最適なこと
まず、よく寝ることなのですが、夜泣きがあったり、現実的になかなか寝られないから難しい。
なので腎虚のままの状態で授乳・子育てを続けることになり、疲れが抜けなくなります。
この腎に後天の精(食事によるエネルギー)を与えるのは脾(消化器)の役割です。
もちろん、血を補うのも、食べ物からです。
ところが、この肝心の脾に負担がかかって『脾虚』になっているママもいます。
これはなぜか?
というと、授乳のために自分の体液(赤血球を除いた血液)を子どもに与えているので、喉が渇き、空腹になります。
そのため、飲食の量が増え、消化器に負担がかかります。
腎にエネルギーを与える脾を整えるのが大事になります。
舌診とは
患者さんの体の気、血、津液といった体の状態を判断する身体診察が東洋医学にはいくつかあるのですが、その中に【舌診-ぜっしん-】があります。
その名の通り、舌を観察するもので、
簡単に書くと
✅舌が白っぽくなってれば寒症(冷え)もしくは痰飲(胃の不調)
✅赤みが強ければ熱症(暑がり、発熱)
✅青みがかってたら瘀血(汚れた血液)
みたいなことがわかります。

日頃どんなことをしてるのかを聞き出す【問診】も組み合わせて、お申し込みいただいた方に取り組むべき行動を提案させていただきました。
脈診、腹診のような体に直接触れないとわからない情報もありますが、観察により見抜けるものはzoomを活用ます。
東洋医学が現代科学と融合して活躍したする幅が広がりそうな予感✨
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