
空気が読めなくてトラブルになることがあり、生きづらさを感じています。
こんなお悩みをお持ちの男性が、鍼灸治療を受けに来てくれました。
なぜこの悩みで鍼灸治療を受けにきたか?
というと、
鍼灸治療を受けることで体には色んな変化が起きますが、
その中のひとつが「オキシトシンの分泌」です。
オキシトシンとは、別名「愛情ホルモン」とも呼ばれ、授乳中のお母さんが分泌が高まるよ~と発見されたホルモンです。
このオキシトシンにはいろんな健康効果や心理効果があります。
オキシトシンの効果
✔️免疫力のアップ
✔️交感神経の活動を下げる(血圧を下げる)
✔️副交感神経の活動を高める(心拍数を下げる)
✔️ドーパミン、セロトニン、アセチルコリンの伝達系も作動させる
✔️鎮痛効果(エンドルフィンやエンケファリンといった内因性オピオイド物質(いわゆる脳内麻薬の機能に影響することで)
といった体の健康効果もあります。
また
✔️リラックス、ストレスの低下(ノルアドレナリンのブロック)
✔️恐怖心の軽減(扁桃体の活動を抑える)
という心理効果もあります。
さらに、
✔️ヒトと関わる能力の増幅(相手の目を良く見る、見ている相手の気持ちがわかるようになる、その結果、信頼感と寛容性が増す)
と、対人関係にまで良い影響を及ぼします。
/
オキシトシン、マジですごい!
\
で、
このオキシトシンの効果の中でも
ヒトと関わる能力の増幅(相手の目を良く見る、見ている相手の気持ちがわかるようになる、その結果、信頼感と寛容性が増す)
という効果を期待して、
「鍼灸を受けることでオキシトシンが分泌されるなら、受けたい!」
と思ったようです。
私は当初、いかにして鍼灸治療が「空気を読む」という人間の能力というか、脳力を発揮するのに有効化を説明する気まんまんだったのですが…
いつ
誰と
どんなことで
トラブルが起きてしまうのか?
を掘り下げたら
なんか、
この人は、
そのままでいいんじゃないか?
と感じてしまいまして、
最終的に
「『空気読めないTシャツ』を来てください」
というアドバイスに落ち着きました。
もはや、鍼灸はカンケーない(笑)
(いや、リピートしてくれたら原口は嬉しいですし、治療も受けていただきました)
なぜなら
対人関係のトラブルが起きるのが
プライベートで
同年代の女性と
だったのです。
あ~これ、「エレメンツコード」でいうなら「火と水のケンカ」だなあ、と思いました。
━━━━━━━━━━━━
エレメンツコードの詳細はこちらのHPをチェック
https://elementscode.jp/about/
━━━━━━━━━━━━
つまり
- 空気を読んで
- 共感して
- 察して
- 余計なことをしないで
- (余計なことをしないでいれば)動け!
とか、感性や感覚が強め(=水)の女性に、ロジカルシンキングが得意(=火)な男性がいわれがちな文句です。
そして、やる気を削いじゃう言葉です。
ちなみに原口も感覚より思考優位な火属性人間なので
- 共感しづらいし
- 気配りが苦手だし
- 察するとかスピリチュアル能力だろって思ってるし
- 言葉にしないと伝わらないと思っている(私がわからないので)
というのが基本スタンスです。
自己紹介みたいな状況がきたら、「原口はこういうやつだよ」というのを説明します。
(※原口とお話して、共感してる風に見えるかもしれませんが、原口がやっているのは「傾聴」です。)
できないことはいったん諦めよう!
空気を読むに限定せず、
「できないことをなんとか出来ようになろう、克服しようとするのを辞める」
という生き方を変える必要な方は多いのではないでしょうか?
どうあがいても、「出来ないジャンル」「才能がないジャンル」というのは、あります!
できないことを無理やり頑張って生きづらさを感じるより、
「私は察するのが苦手だし、気配りできないからね!」
と突っぱねてしまえば、ストレスが減ってぐ~っと生きやすくなります。
めっちゃ楽だよ~。
が、
これができるのは
「相手に嫌われてもいい」と思えている前提があるから、ですよね。
人間関係のトラブルが起きてしまうから、何とかしたい、という想いの奥には
「仲良くしたい」と思っているからです。
プライベートで仲良く接したい女性に対して、
そんな態度がとれるか?というと、怖さが出てきて難しく感じるかもしれません。
そういうときは、2人の間をとりもってくれる第三者の協力を仰ぐ、というのも必要になってきます。
なんでもかんでも、自分独りだけで解決しようとしなくてもいいんですよ?
1対1だと対立構造になりやすいですが、3人になったら「調和」をとる形になりますからね。
そして、
「私は空気が読めないやつなんです!」を貫いて、周知するという行動を徹底して、あきらめてもらうしかないです。
とはいえ、
これまで何年間も「空気を読めるように努力する人」として過ごしてきた年月があるわけですから
「これから私は空気を読めません!」と《手のひらを返した》とき、めっちゃ怒られるでしょうね~。
そのときに
「あ~やっぱり、空気を読みます、す、す、すみません…」
と引っ込んでしまったら、またもとの生き辛い日々に戻ります。
なので、
そこの反撃を振り払って
空気が読めないクズに成り下がる
っていうのをやってくださいませ(^^)
それを当たり前に出来るようになったら
「空気が読めない○○さん」のままで仲良く過ごせる人たちと一緒に楽しく過ごす
という次の状況がやってきます。
空気を読んで欲しい女性たちにたいして「できないものはできない!」と貫ける生き方ができるように、後武運を祈ります。